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社長行状記 (1966)監督・松林宗恵


開始より0:03(東京都目黒区東が丘・駒沢オリンピック公園)

既製服メーカーである栗原サンライズの社長、栗原弥一郎(森繁久彌)は毎朝、近くの公園でウォーキングをするのが日課だ。ここは駒沢オリンピック公園。
小林桂樹が森繁社長の秘書役、最後の正続編となる。



(撮影・田沼久太郎さん・2007・10・20)



(撮影・田沼久太郎さん・2007・10・20)
(協力・田沼久太郎さん)




開始より0:03(東京都目黒区東が丘)

ウォーキングの帰り道、公園を出たところにある秘書の小島(小林桂樹)の家の前で小島の母親(英百合子)と出会う。



(撮影・2008・04・20)



(撮影・2008・04・20)

東京でオリンピックが開催されたのはこの映画公開の前々年だ。公園から階段を下りて一般道に出られるようになっている。ここは公園の東側に位置する住宅街だ。

(協力・田沼久太郎さん)





開始より0:08(東京都目黒区八雲・目黒区立八雲保育園)

栗原社長の夫人峰子(久慈あさみ)が会社の車に乗り合わせて孫の太郎を幼稚園に送ってくる。ちょうどそこに小島夫人(司葉子)と子供がやって来る。小島の子供も同じ幼稚園に通っているのだ。



(撮影・2011・10・02)



(撮影・2011・10・02)

ここも駒沢オリンピック公園からは近い場所だ。
この幼稚園は「クレージー黄金作戦」にも登場する。

(協力・田沼久太郎さん)




開始より0:53

世界的ブランド、フランスの「チオール」の社長夫妻が日本を訪れると聞き、栗原社長は技術提携を目的に接触を試みる。チオールの日本支配人、安中(フランキー堺)を通じ、チオール社長夫妻を伊勢志摩への接待旅行に招待する。



↑ 三重県伊勢市宇治中之切町・赤福本店前
(撮影・田沼久太郎さん・2009・11・02)



↑ 三重県伊勢市宇治館町・伊勢神宮内宮(皇大神宮)
(撮影・田沼久太郎さん・2009・11・02)



↑ 三重県伊勢市二見町江・二見輿玉神社社務所付近
(撮影・田沼久太郎さん・2009・11・02)



↑ 三重県伊勢市二見町江・二見輿玉神社付近から見る夫婦岩
(撮影・田沼久太郎さん・2009・11・02)

(協力・田沼久太郎さん)


巡礼メモ

↑ こういう感じのサーキットです。
実際の「中野サーキット」ではありません。

作品の途中(0:41)「Nakano Starlanes」と看板が見えるボーリング場が登場する。
この「中野スターレーン」、中野とはいえ、駅で言えば東中野が近かった。
ここには「スロットカーレーシング」と呼ばれる、モーターを内蔵した模型のレーシングカーを走らせるサーキットがあった。コースには電流が流れている溝があり、それに沿って模型のレーシングカーを走らせる遊びだ。コントローラーでスピードを調節してスピンしないようにする。私は友達とそれにハマって、このサーキットにはよく行った。その友達は東中野が地元で、友達の家族とボーリングをさせてもらったり、ボーリング場内の喫茶コーナーで飲み物や軽食をご馳走してもらったりもした。中学三年生(1964年頃)のことだ。夢のように楽しかった昔だ。
もうこのボーリング場は無い。検索しても出てこない。しかし何度も行った懐かしいボーリング場が画面に出てきたので驚いた。私事で失礼しました。


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